みぞおちの辺りが甘い食べ物ばかり欲してる HN:みつや
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クリックすれば判ると思いますが、梅が咲いています
一昨日撮ったやつだから今はもっと咲いてるかも
詩二編アップ
二作目のは詩と断片の中間。
系統が似ているのでまとめちゃいます。
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「黙認された地」
地球の色に抱かれること
それは恐怖と安堵、紙一重の行為です
何を叫んだとしても私の肉声は
あの森を超えて響くことは無いでしょう
此処に私がいられる間は
人間を創り出した者に許された心地がします
けれどそれは解放すると同時に全くの孤独の中にいるのです
恍惚な気分を味わっていられるのはあと何日間なのでしょうか
この星の瞬きにすら嫌気を感じるようなそんな日が
本当に私に訪れるのでしょうか
星屑の映る水面に足を沈めている今の私には
到底考えも及びません
森から聞えよがしに届く猛禽類の鳴き声は知らぬふりで
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濃紺の雲に街全体が覆い尽くされた日
それは地球の真の姿に抱かれた日であって
窓からそれを眺めていた私は
怖れを感じる対象にこそ包まれる価値があることを知った
・
我知らず動く秒針と
我知らず瞬く星の中で
私は今日という日を解放してから眠りたい
二度書きができるものならば私はとっくに筆を動かしていたであろう
そして叫んで散った枯葉のように
断罪されてすでにもう地に還ったはずだ
耐え忍び、ひたむきに家路に向かう脚の群衆を
物言わずこちらを見下ろしているこの空に
解放してから眠りたい
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