みぞおちの辺りが甘い食べ物ばかり欲してる HN:みつや
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満月映る 月夜の川辺
衣の破けた青年が
笹舟に霞の花を浮かべ
蛍のじゃれ合いと 葉音の中で
小さく哀傷歌を口ずさむ
「痛い」と言う間もなく亡くなった
寸秒前の己にむけて
兎の毛のような 霞の花の血管が
糸を切るように弾け
鮮やかな緋色の血が つと流れた
紅に染まったその花は
母御に感謝の意をこめて贈るという
異国の慣わしの花に似て
幼き日々を 思い返した
お母さん 生きることは痛いです
それでも僕はまだ
月と太陽に焦がれることを やめることができません
今日もまた
小さく哀傷歌を口ずさむ
「痛い」と言う間もなく亡くなった
己の弱い心にむけて
衣の破けた青年が
笹舟に霞の花を浮かべ
蛍のじゃれ合いと 葉音の中で
小さく哀傷歌を口ずさむ
「痛い」と言う間もなく亡くなった
寸秒前の己にむけて
兎の毛のような 霞の花の血管が
糸を切るように弾け
鮮やかな緋色の血が つと流れた
紅に染まったその花は
母御に感謝の意をこめて贈るという
異国の慣わしの花に似て
幼き日々を 思い返した
お母さん 生きることは痛いです
それでも僕はまだ
月と太陽に焦がれることを やめることができません
今日もまた
小さく哀傷歌を口ずさむ
「痛い」と言う間もなく亡くなった
己の弱い心にむけて
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