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学生最後の夏休みが今日で終わります。
食卓に出る果物もついこの間まではスイカだったのに今では梨です。
郵便局からも年末年始アルバイト募集のハガキが送られてきたり。
このままいくとブーツにマフラーも目の前です。
なんだか何もかもが速いです。
日が沈むのも早いです。
少し前に難しい本を読んだせいか、
軽い本が少しだけスムーズに読めるようになりました。(早いつながり)
このまま読書の秋に突っ込みます。
あと食欲の秋。
帰り道
高層ビルの窓ガラスが
一枚一枚塗りつぶされてゆくよ
庭
樹木が三倍速で
早送りのように伸びてゆくよ
食卓
鉋屑(かんなくず)の薄紙が
お茶碗に盛られているよ
フォーカスが合わないよ
雨音はうるさく感じない。
胎内にいた頃の音に似ているのだろうか。
本を片手に聞き流すラジオのように
傍らでそっと邪魔をせずに正座している。
垂直に降る水の簾をかいくぐり、その向こうにある朱を思う。
まんまるい太陽が海に浸かって全身を沈める刻限のことを。
一縷の望みを託し朝に放った千羽鶴はその夕日に焼け焦げ、
水面と接触したと同時にジュっと小さな音をたてた。
その刹那に立ち昇るのは水蒸気。
小さな水に、小さな気体に、小さな呼吸源に群がる諸々の生き物。
生きているのか死んでいるのか判らないものが一番怖い。
夕焼け日焼けのメロディが流れて肌がひりひりし始めたら、
南に自転車を走らせようか。
卵が先か、鶏が先かで考える幸福論
現在自宅マンションが大規模修繕を行っています。
ベランダの向こう側は工事用の鉄パイプで足場が組まれており、リビングからの視界が悪いです。
この猛暑の中、外での作業はさぞ辛かろうと思うけれど、
窓にかけた簾越しに作業員がちょくちょく行き交うのは・・・ちょっと落ち着かないなあ。
カーテンを一部閉めて遮断してみても物音や気配は消えないし。
誰も家の中なんか見ちゃいないよとわかっていてもストレスが溜まります。
11月くらいには終わる・・・らしいです。
人の気配や視線は苦手です。家族でさえ息苦しく感じるときもあるほどなので、
早く工事に慣れるか終わるかしてほしい;
メモメモ
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頭にこびりつく熱い腫瘍
そこから生産されることばは
どんなに綺麗な背景も
荒野へ変える
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自分を囲み、なぞる線が
濃く太く変わるまで
パタリといくわけにはいかないんだよ
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へその緒をつけたまま
時間のボールを追い
坂道を駆け下りる
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日中
自分につきまとう影が
夕方
徐々に体に吸収される
影を取り込み一心同体
静かに自分を見つめる時間
それが夜
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書くのはこういう短い詩の方が好きだな。
見聞きして気に入った格言的なものはメモせずにはいられないし。
現フォもこんなカンジに短文を複数まとめてアップしようかな。
そういう形式でやってる人もよく見るし。